2016 18/07

切手は世界のほとんどの国で使用されています。これが世界で初めて登場したのは、1840年のイギリスです。それ以来、その収集は世界中の多くの人々の趣味となってきました。多くのコレクターたちは、集めた切手を一度「ストックブック」と呼ばれるものに保管します。その後、自分の収集テーマに応じて、「リーフ」と呼ばれる用紙にきれいにレイアウトして何枚かを貼り付け、見出しや簡単な説明文などを添えて、コレクションとして体裁の良いものに仕上げ、それをバインダー形式の「アルバム」にとじて保存します。

さて、コレクターたちのターゲットとなるものは、人により実に様々です。自国の切手を専門に集める人もいれば、海外の特定の国をその対象としている人もいます。華やかな図案の記念切手を集める人もいれば、通常切手のバリエーションの違いに注目して集める人もいます。未使用のものがその対象である場合もあれば、使用済みのものを積極的に集める人もいます。使用済みのものを集める人は多くの場合、消印のバリエーションに注目します。消印が図案の見た目を損なうことなく、かつ、はっきりときれいな状態で押されているものは、そうしたコレクターたちにとって価値の高いものとなります。また、切手の図案ごとにテーマを定めている人もいます。例えば、「猫」や「犬」など自分の好きな動物に特化したり、「海」や「山」や「宇宙」などの自然界を専門テーマとする場合もあります。そのような図案の切手は世界中に数多く存在しますから、さほど苦労することなく何種類も集めることができます。しかしながら、一般的なテーマの図案はあまりにも数が多いため、そのすべて集めるのは事実上不可能です。そのため、かなり特殊なテーマの図案にしぼり、その完全収集を目指すタイプのコレクターもいます。例えば、「きのこ」の図案のものは世界中でも例が少なく、これをターゲットとする収集家も存在します。

さらに、「耳紙」専門のコレクターもいます。「耳紙」とは、切手シートの前後左右にある「余白」のことです。そのような耳紙の一部には「カラーマーク」や「銘版」が印刷されており、それが一部のコレクターたちを魅了しています。「カラーマーク」とは、印刷インクに使用漏れがないか、またその色具合が正常であるかを確認するため、耳紙の一部に印刷されるものです。また、「銘版」とは、どの機関がこれを印刷したのかを示すものです。現在の日本では銘版に「国立印刷局」と印刷されていますが、時代によってこの銘版が異なります。そのため、同じ切手であっても複数のバリエーションが存在する場合があり、こうした点がコレクターたちの興味を引くわけです。

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